2月16日(水)リッツ・カールトンバリの部屋に入る

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部屋へ向かう道は全て大理石。
途中、木製ガムランの響きが聞こえてきます。
要所要所に演奏スペースがあり、
生演奏で歓迎してくれるのです。
私たちの姿をみとめると演奏してくれた「さくらさくら」。
外国でこのような歓迎をされると
ちょっと気恥ずかしい気もするのですが、
編曲がうまいせいか、音階がうまくはまっているせいか、
その場の空気とも雰囲気とも
馴染んでいて、純粋にありがとうという気持ちになりました。

客室棟の廊下は、ホールと見間違うくらいの横幅。
多分3.5メートルくらい取られているのでは。
贅沢な廊下です。
キーはカードキー。二人で泊まったせいか
一部屋で決まっているのかわからなかったけれど、
2枚受け取りました。扉を開けるとエアコンの冷気がピューと。
かなりがんがんに寒くしてあります。

真っ暗な部屋の電気を次々つけてくれると
共に部屋の様子がわかってきました。
床はどこも全て大理石。

まず、部屋に入ってすぐ、右手にちょっとしたチェストと鏡が。
出かけるときのチェックに便利。
そして左手に洗面室。
その中には洗面カウンター・トイレ(扉付き鍵無)・
シャワーブース(ガラスの扉付)・バスタブが。
そして壁にはライト付きの拡大鏡がついています。

今回に限らず海外へ出ると拡大鏡の充実ぶりに
感心させられます。日本で個人住宅に取り付けたくても、
卓上タイプが多く出回っている割には、
壁付けユニバーサル式でしっかりとしたものになると
ゴーリキアイランド(という会社)で扱っているものくらいしか
思い付けないのです。一度使うと手放せなくなる拡大鏡。
今回の旅行でも毎日お世話になっていたので、
もっと日本でもセンスのよい物が普及すればと切に思います。

洗面カウンターも大理石製で、
二人分のお化粧品も楽における大きさです。
アヒル(?)の置物にはフェイスタオルが三枚。
洗面台の下の棚にもハンドタオル・バスタオルが何枚か。
バスマットは一枚だったので、二人いるので二枚欲しかったな。

そして、タオルのカバーがかかった体重計。備え付けのドライヤー。
懐中電灯が収まっている他、
石鹸やコットン・綿棒・歯ブラシが備えられていました。
この中でも石鹸・シャンプーの類の質が素晴らしい。
世界でも有数のスパを持つホテルなので、
それなりの期待はしていましたが、ここまでとは思いませんでした。
品良く香り、泡切れも良く、乾いた後はくし通りも滑らかで
まとまりやすくさらさらに!どこかのCMみたい
だけれど、そう言う言葉しか思いつけない自分が悲しいほど
素晴らしいものでした。
ただ、グリセリン石鹸以外は陶器の入れ物に
補充する形をとっているので、持ち帰ることが出来なくて残念。
その代わり、滞在中は贅沢にたっぷりと
ストレスなく使うことが出来て満足でした。

それに加えて、洗面台の左端には500mlのアクア・ダノンが三本。
こちらは毎日なくなるとサーブされます。水道水が飲めない上、
近所にスーパーがないこの土地では大助かり。
日本から持っていった2L+500ml2本と
ここにサーブされるアクアだけで、4泊しのぐことが出来ました。

それにしても、ダノンの勢力がバリにまで及んでいたことに驚きました。
アクア・ダノンのボトルはここ以外でもいたるところで見たので、
たぶんバリのシェアの大部分をまかなっている
命の水的存在なのだと思います。
各家庭でも水道水を煮沸して飲用にする他、
少し余裕のある家庭では,このダノンを大きなタンクで
配達してもらって料理等に使うそうです。
日本ではダノンというとプチダノンくらいでしか印象がないのですが、
海外ではかなり頻繁に目にします。
(特にフランス。スーパーの乳製品・シリアルバー売り場は
ダノンだらけという状況でした。昔の話だけれど。)
エビアン・ボルビックもたしかダノンなはず・・・。違ったらスミマセン。
水を握るダノン。恐るべし。

さて話を戻します。
洗面所の正面には、巾が1.5m程のクローゼットが備えられています。
中にはハンガーパイプ棚。スリッパが入っている靴入れ。
その上にはセキュリティーボックス。
そして扉の裏には大きな姿見が備えられ、
扉を開けると連動して照明がつく仕組みになっています。
家にもこんなクローゼットが欲し~い。