一眼レフカメラの中身は?日本カメラ博物館ワークショップ 「カメラ分解教室 」

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一眼レフ分解ワークショップ!

半蔵門の「日本カメラ博物館」で開催された子供向けの一眼レフ分解ワークショップに参加しました。小中学生が対象でしたが、保護者の方が興味津々。私も何度娘と取り合いになったことか。。。

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分解した機材は、1960年代に人気のあった旭光学(今のペンタックスリコー)のアサヒペンタックスSV。フィルムを巻く感触がたまらない、私世代にとっては懐かしいカメラ!

分解ワークショップスタート!

フィルムカメラを知らない子供たち向けに、フィルムやカメラの仕組みの説明から。

途中でフィルムをケースからビーッと長く引き出した瞬間の親たちの悲鳴が!
みんな似たような失敗をしたことあるんだなと。

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そしていよいよ分解

ドライバーと分解物をなくさないためのパレット、レンズを外す道具、そして詳しく手順が載っている教科書が用意されています。

要所要所の写真入りでしたが、それでもわからなくなる場面が度々。
覚えておく自信がない箇所の写真を撮っておいて正解でした。

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底を全部外して。フィルムおさまる部分が親世代には懐かしい!

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プリズムが収まっている上部はバネで押さえてる。飛んでいかないように注意。

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プリズム。意外と大きい。

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はずせるものは全て外した状態。この状態でシャッターを切る仕組みを学びます。どこがどこに連動しているかまるわかり!

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レンズも全部外して、指輪みたいに筒抜け。

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分解されたレンズ。

フラッシュ以外は電気系統がなく、全てが物理的に連動している様に感動。
可能なギリギリの箇所に全てがきちっと収まっている無駄の無さ。何て美しい設計!
裸にした状態であちこちいじって、カメラの仕組みがストンと自分の中に落ちました。
やっぱり手を動かすって大事ですね。

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小さな手で精密ドライバーを操り、ミリ単位のネジを根気よく外していく娘が頼もしかった。
本人かなりイライラしておりましたが。

最後、講師によるデジカメ分解も見学

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基盤以外は手動フィルム時代のカメラとほぼおんなじなんです。
うまい基板ユニットができたら、昔のカメラも生き返るとのこと。

※コンデンサ部分に想像以上の電気が溜まっているので、家庭では分解しないよう注意

あー、分解はまりそう!

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絞りの仕組み、羽はこうなっているのね。

日本カメラ博物館

親子向けの他、本格的なワークショップも行われている日本カメラ博物館。
カメラと写真に関するフォトサロンやライブラリーも隣接されています。
この一角でカメラ好きの人なら1日楽しめそう。
Webページでイベントをチェックしてお出かけくださいね。

日本カメラ博物館 

常設展 「日本の歴史的カメラ」(展示点数約 300 点)
開館時間 10:00~17:00
休館日 毎週月曜日 (月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)
および年末年始など当館が定める休館日
入館料 一般 300 円、中学生以下 無料
団体割引(10名以上)一般 200 円
所在地 〒102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCII 一番町ビル(地下1階)
電話 (03)3263-7110

※2016/10月時点の情報です