悩んだ時のラクガキ頼み タムラカイさんのエモグラフィ講座で考え抜いてきた

ラクガキノート術にサインをしてもらう

昨年読んだ中で一番影響を受けた本「ラクガキノート術 実践編」
主催している「妄想旅行大会」や「旅ログ」をレベルアップさせるヒントを掴みたくて手に取ったのですが、

ただのラクガキ技術本ではありませんでした!

もちろん自分の脳みその中を描いて人に伝えるメソッドも載っているのですが、それ以上に人生を愉しむ/楽にするヒントが沢山詰め込まれていて夢中に。私には大ビンゴでした。
特に「創造性とは誰かを楽しませること:楽しみの3段階」が腑に落ちすぎ。

私は何でもに結びつけて考えてしまうのですが、

・ひとつ目:与えられた楽しみ → ツアー旅行
・ふたつ目:積極的な楽しみ → 個人旅行/一人旅
・みっつ目:楽しませること → こすぎトラベラーズサロン設立

自分が辿ってきたことがそのまんまだなぁと。
このページを読むだけでもこの本を手に入れた価値があるというものです。

そしてワークショップへ

びっくりすることが起こるものです。

友人の紹介で本の著者タムラカイさんが我が家のホームパーティーに登場、その流れで彼のワークショプ「ラクガキコーチ・タムカイさんのエモグラフィ講座 」に参加することに!ラクガキのシャワーをたっぷり浴びてきましたよ。

絵心は誰にでもある!

「忘れているだけで、絵心は誰にでもある」という切り口から会はスタート。
発達段階でラクガキをしなかった人間はほとんどいないはず。ただ、忘れているだけなんです。もしくは、辛い思いをしてキライになったとか。そんな人達でも簡単に感情を描いてわかりやすく他人に伝えやすくする「エモ(感情)グラフィ」の手法を実際に試してみました。

まず線で感情を表すワークを試した後、他の人が描いたものを観察することで新たな気づきを得る。それを取り入れるかどうかは自分が決めること。

突然ですが、

1.よく見る(観察
2.たくさん考える(想像
3.とにかくやってみる(表現

このどこから始めるのが効果が高いと思いますか?

タムカイさんの答えは私とは違っていたのですが、
その答えと理由には目からうろこ。確かに自分もそうしてた。
知りたい人はぜひワークショップへ!
というか、答えはもう書いてあります。(ヒント:ちょっと上)

手と頭があたたまり、いよいよエモグラフィ本番へ

5つの口・5つの目・4つの眉を組み合わせると、5×5×4=100通りの顔が誰でも簡単に描けてしまうんです!さらに吹き出しを使うとその顔の意味も違ってきたりして。伝えたい情報を無限に表すことが出来るなんて素敵!
さらに棒人間もちょこっとコツを教えて頂くだけで、ぐっと人間らしく描けるように。周りを見渡しても、描けていない人はいませんでした。

そして何と太っ腹なことにご自身のブログ「タムカイズム」でこのテクニックを惜しみなく披露していらっしゃいます。ぜひ参考にしてラクガキ楽しんでくださいね。

ぐっと内面へ食い込んでくるラクガキは怖いしすごい!

講座が終えてからこの瞬間までにどれだけの変化があったことか。穏やかに静かに、でも頭がフル回転している感じで見える景色が変わってきた。それに呼応する様に周りとの関係もクリアになってきて。

お題「仕事・生きがい」をエモグラフィに語らせるワークショップでは、自分が何を欲しているのかはっきりしてクラクラしました。私が沢山描いた中の一つ「(^^)/お金ほし~」に対して「お金沢山あったら何がほしいですか」と問われて「ちょっと前に発売されためちゃくちゃ欲しいカメラ!」と即答したのだけど、答えていてなんか違うぞと。

いや、欲しいに決まってるのだけど、そう思って描いたんじゃないなと頭がフリーズした時に気がついた。「お金がほしいんじゃなくて、生み出したいんだ」と。

あと「生きがい」部分に描いた「なくなると悲しむ人がいると知ったからする」に反応してくれた人がいて嬉しかったな。これは「こすぎトラベラーズサロン/KTS」のこと。正直KTSなんて、なくても誰も困らないと思ってた。でもなくなると悲しむ人がいることにやっと気がつけたのが最近で。それをすぐ他人に確認して貰う機会が持ててよかったです。

この場において描いたラクガキへの質問に答える事は、自分に再度問い直して出た覚悟を口から出す事とイコールでした。

バリバリ第一線で働いている人の中で私はとても異質だったと思うけれど、それが良い方に動いた気がします。もしかして「共創」をコンセプトとする場にフィットしてた!?

最後に描き上げたスパイラルマップ

螺旋を描き、頭と手を動かすだけでなりたい姿とやるべきことがはっきりと見えてきました。

こすぎトラベラーズサロンのスパイラルマップ

右上の「KTSに来る人が増える」というのは頭の整理がつききれてない最初の段階で描いたもので、マチガイ。(親子旅育推進部に来る人は増えてほしいけれど)

でも左下のやるべき事はこの1週間で結構進みました。やらないことを決めること(切り捨て)は特に。

加えて、私の片腕である親子旅育推進部長がこのマップ見て「相棒と作戦会議@コピーピー(タイ料理)ー 削ぎ落として尖らせる」という素晴らしい文章を書いてくれたのが最高に嬉しかったなぁ。(そうそう、must項目に入れた「まなたびブログ記事更新」を実行しただけで、さっき書いた「お金を生み出すこと」も実現!0→1程度だけど)

家族にフィードバック

家に帰り、娘に見せたら早速紙に向かっていましたよ。
そして出来上がったものはこちら。

お誕生日スパイラルマップ
特に何も説明していないけれど、スパイラルマップの雰囲気は出ています。
何よりも紙面全体が楽しそう!制約があるからこそ生まれた動きあるラクガキになりました。

本当にすごいです、ラクガキのチカラ。「ラクガキノート術 実践編」はやっぱり私のバイブル。これが武蔵小杉の紀伊國屋で「家庭雑誌」の棚にあるのは納得できないっ!

どうか絵が描けないと思いこんでいる人/描くことに抵抗のない人の両方がこの本を手に取ってくれますように。そして大事なことは実際に描いてみること。眺めてるだけじゃ大事なことは落ちてこないですよ~。

タムカイさん、この機会を作ってくださった皆様ありがとうございました。