子どもと行く! Maker Faire Tokyo 2015 レポート4 に引き続き、子供目線でヒットしたブースをランダムにご紹介します。この回でレポはおしまい!
幼稚園児が選んだブース達
ケットシーデンジャー+くまコン / 京都電創庵
何てキュート! 遠隔操作で猫と遊んで見守るロボットです。バーチャルリアリティのアイマスクの様なOcurusRiftを顔につけているので、大きなテディベアの手を動かして操作します。 ロボットのちょこちょことした動きだけでも可愛らしいのに、操作がテディーだなんて反則でしょ!!幼稚園女児が動かすと本当に可愛くて。
出展者:京都電創庵 参考サイト:ケットシーデンジャー+くまコン
出展者紹介ページ:http://makezine.jp/event/makers2015/kyoto_densouan/
めだか世話ロボット / めだか部
自動でめだかに餌をやるロボットにピタゴラ装置を組み合わせて演出!多分ロボットは最初の演奏部分と、最後に餌をすくって→エイヤッと餌を投げて→ミニミニホウキでサササと掃除するところだけだと思うのだけど、ピタゴラ部分との雰囲気がぴったりで何ともほのぼのとした気分に。鉄琴での「メダカの学校」演奏からスタートしてころころ玉が転がって、途中でまた鉄琴その2の上を転がって最後に餌を投げるのだけど、ほとんどこぼれているのではと思われるくらいの命中率で、だからこそ掃除機能が備わっているのだけど、もうなんて言うかゆるさがたまらなかった。見ている親の方は皆口元おさえてプププと笑いがこぼれる(いい意味で)。その反応を見て、3回も連続で動かしてくれたお姉さんにありがとうを言いたいです。
出展者:めだか部
出展者紹介ページ:http://makezine.jp/event/makers2015/medakabu/
しっぽが光ってふりふりする自転車 / メーカー不明(涙)
通路で遭遇したのでどこのメーカーかわかりませんでしたが、娘が一目惚れしていた自転車。しっぽが光って左右にふりふりします。ただそれだけです、が、可愛すぎる!!カチューシャは全く機能なし。「強いて言えば可愛さUP機能?」と尋ねたら係のお姉さんも笑っていらっしゃいました。でもでも、これで街を走れば大注目間違いなしの自転車、娘は本気で欲しがっていました。
参考サイト: Charitail
小型軽量広角ARメガネ / コタツエンジニアリング
すんごく広角に画面が見える眼鏡。
ふくろうの眼を持ちながら水槽の中にいるような不思議な感覚でした。
出展者:コタツエンジニアリング
出展者紹介ページ:http://makezine.jp/event/makers2015/kotatsu_engineering/
Strawbee / チームラボMAKE部 ゲスト
スウェーデン発!幾つものタイプのジョイント(廃プラスチック)を組み合わせて構造物を作り出せるStrawbees。この会場ではストローを繋げるジョイントとして提供されていました。工夫によって動かせる立体を作ることも出来るので、上の写真のようなマジックアームなども作れてしまう!モーターをつければロボットも。う~、建築畑の血が騒ぐプロダクトです。ジョイントをはめるのがちょっと難しそうでしたが、お手本を見ながら一つ作品を完成させることが出来て嬉しそう。
出展者:Strawbee (チームラボMAKE部ゲスト)
出展者紹介ページ:http://makezine.jp/event/makers2015/team_lab_makebu/
最新技術で復刻(リノベーション)! DIYで80年代ゲーム筐体! / タイニィスタジオ
昔の喫茶店に置いてあったインベーダーゲーム機が現代に蘇った!がらんどうになったゲームテーブルを手に入れて、手を加えてパックマンもどきを動かせるようにしたプロダクト。ちゃんとお金を入れてスタートさせます。1回100円。単純で楽しいゲームなのだけど、娘も私もコントローラーのスティック操作が余りに下手すぎて、あっという間にゲーム終了。迫ってくる敵が怖すぎて叫びながらゲームしていたら、たいそうお兄さん喜んで下さってもう1回チャレンジさせてくれました。ありがとう。
こういったゲームテーブル、私が小さな頃にはまだ生き残っていたけれども親にやらせてもらえなかった記憶があるので、この歳になって夢が叶いました。当日はただただ面白いなぁとしか感じていなかったのですが、後日作成談を読んで大層なご苦労があったのだと知って感動しました。アイディアを実現する過程にはドラマがあるのね。
出展者:タイニィスタジオ
出展者紹介ページ:http://makezine.jp/event/makers2015/tinystudio/
サッカーボードゲーム中継・リプレイシステム / Atelier Beta
サッカーボードゲームを中継して、ゴールシーンをリプレイしてくれるシステム。係のお姉さんと対戦したのだけど接戦かつグダグダ試合になり、なかなか肝心のゴールシーンを見ることが出来ない。5分位戦ったでしょうか。とうとう娘の初ゴール!!!その瞬間、ディスプレイにゴールシーンのリプレイが。これは盛り上がる!!シュートもへっぽこ、ボールもポテっと入ったグダグダ得点シーンと、カッコイイリプレイシステムがなんとも言えない空気を作り上げていてニヤニヤ楽しかった。満足です。
出展者:Atelier Beta
出展者紹介ページ:http://makezine.jp/event/makers2015/atelier_beta/
次世代スマートシューズ / 富士通株式会社
スマートフォンを操作して好きな色に靴を光らせる装置&センサーが付いていて、歩くことによって連動したロボットを動かす靴。クロックスで言うジビッツ(取り外せる飾り)の部分がセンサーになっていて、歩いたりハネたりするとLaQで作られたミニロボットが動く仕組み。靴に着けた状態だと反応が今ひとつだったのですが、ジビッツが要だと気がついた娘は係のお姉さんに「これ、はずして動かしてもいい?」とねだり、それから時間の許す限りずっと楽しんでしました。LaQロボットの出来が想像以上によくて、しきりに「このロボットは凄い」褒める娘。このラボの目的はLaQロボットの完成度の高さではないと想像するのですが、LaQロボにすっかり恋した娘でした。
出展者:富士通株式会社
出展者紹介ページ:http://makezine.jp/event/makers2015/fujitsu_kabushikigaisha/
赤ちゃんの胎動シェアスルンと自動おしりふき閉じる装置フタスルン / Oh-maker
お父さん達の愛に溢れたプロダクト。妻のお腹の中の子供を自分も感じたい!!自分にも胎動を!!との思いから創りだされました。聴診器で胎児の動きを感知し、クラウド経由で夫のお腹に刺激を与えるというモノ。刺激は木の箱から金属の小さな棒が飛び出す仕組みで与えられるのですが、ピコン!という感じなので「ぐに~っ」と動く胎動とは全然違うなぁとニヤニヤしてしまう。感想を伝えたら「それでも嬉しいんです!」との暖かいお返事が。クラウドを経由することで、出張中や単身赴任のお父さんにも胎動を届けることができるなんて感動しました。画面上のイラストもコンセプトとピッタリでキュート!
もう一つは締め忘れたお尻拭きの蓋を閉められるアイテム。イクメン係員のかたとの会話がとっても楽しかった。
係:「蓋閉め忘れること多いでしょ!」
私:そうだったけかなぁ。。。「でも普通に閉じた方がラクなのでは?」
係:そうですけど、子供抱っこしてたら両手が塞がるじゃないですか!
私:足でしめちゃえ!
係:でも足を使わなくても、スマホ操作で閉じることができるんですよ!
私:抱っこしてたら、スマホ使いづらいんじゃ。。
二人:笑
ブースの後ろでは、奥様やお子様らしき方々がニコニコ控えていらしたのも印象的でした。
いいなぁ、こういうものづくり。
出展者:Oh-maker
出展者紹介ページ:http://makezine.jp/event/makers2015/oh-maker/
KIDSスペース
沢山の材料がずらり!それを自由に使って工作できるスペースです。2日目も終わりに足を運んだので、未完成品が沢山並んでいました。そこに新たな工夫を加えることによってどんどん形を変える工作物たち。娘は巨大な刀やリースを作っていたのですが、抱えて乗った帰りのゆりかもめが辛かった。有料ですがゾンビメイクをしてくれるブースなど子供が喜びそうな仕掛けも。1日目はスライムシンセサイザーもあったそうで、行きたかったなぁ。
ねじれ男のねじれないカード織り /
こんなところにカード織りが!何年前にフェリシモで見かけて以来気になっていたカード織り。高校時代にパターンを生み出すのに夢中になった「ミサンガ」に似ているのに、仕組みが今ひとつわからなかったカード織り。それ故に頭の片隅にずっと残っていたのだけど、MakerFairTokyoで実物と出会えるなんて!フェリシモのものよりもうんと複雑で流れるような美しさを持つこちらのカード織り。こだわりの説明もうかがうことが出来ました。やっぱりセッティングまでが大変なのですね~。手を出してみたいけれど、あまりにはまりそうでキケンかな。。
出展者:ねじれ男のカード織り
出展者紹介ページ:http://makezine.jp/event/makers2015/nejireotokono_cardori/
ピアノ・インタラクティブ・プロジェクション / faithroom
見た目麗しいこのプロダクト。ピアノが音だけではなく、光を伴った色やカタチを視覚的に生み出すなんて!鍵盤を押すとこぼれるように広がる光と色との造形がただただ美しく、いつまでも奏でていたい欲求に駆られました。プロジェクトマッピングがより身近に感じられるこのピアノ。遠慮&恥ずかしさも相まって曲は弾けなかったのだけど、あの曲を奏でたらどんな世界が生まれるのだろうと想像巡らすだけでもうっとり。ほ!し!い!これなら娘も喜んで毎日ピアノに向かってくれるかも。
出展者:faithroom
出展者紹介ページ:http://makezine.jp/event/makers2015/faithroom/
最後に「R2ビルダーズ・クラブ・ジャパン」による、スターウォーズのドロイド(主にR2-D2)の写真でお別れです。
ただ作りたいから作ったってだけのものがいっぱいで、ワクワクがとまらなかった。作り手の皆様たちとの会話も楽しかった。娘の興味のPOINTもちょっとわかった気がする。しばらくは親が見たいものを見ることが出来ないかもしれないけれど、子どもの視点でまわれるのも親の人生のほんの一時なはず。
来年も絶対に遊びに行こう Maker Faire Tokyo!