ユナイテッドの件。努力ではどうにでもならない属性で差別される、あの胃がキュッとなる経験をしたことがあればとてもする側にまわれない。旅に出たら日本人は差別される側って嫌でも知らされる瞬間がある。旅育推進している理由の1つがこれ。 #私が旅をする理由
— まなたび (@manatabing) 2017年4月10日
悲しいことに、自分がされた嫌なことを増幅させてもっと弱い人に振りかざす人もいるのは知っている。そしてマクロな世界において差別はきっとなくならない。だから手のひらサイズであがきたい。
人種・性別・心身の特徴・病気・環境・貧困。いつだって次の瞬間は自分も差別される側かもと自覚するだけで意識は変わる。気がついていないだけで、全ての人は大なり小なり既に被差別側にいるということも。
自分は被差別とは関係ないと思っている人が差別される側に回るなんてカンタン。ヨーロッパ一人旅でもすれば余程の鈍感じゃない限り身をもって知るはず。
わかりやすい事例→アジア人と接する時、その国で嫌っている国の民だと思い込んで嫌な振る舞いしてくる感じ。国によってキライな国は違う。例えばチェコだったらベトナム人。スウェーデンだったらタイ人とか。主な理由は職を奪い取られたから、らしい。ほんと黄色人種は一緒くたよ。首都離れると顕著。
日本人も差別の対象だったりする。「ジャポネなら金だせ」と青い目の可愛い小学生の男の子にニヤニヤ絡まれたことも。可愛らしい女の子にいきなり髪を引っ張られて「ジャパニーズ~」と嘲笑されながら走り去られたり。
そういう事する時の表情は国は違えどみんな同じ。言葉が通じなくても「差別してます~」というのがまるわかりの顔になるのよ。まっ、旅人の認識不足による区別である場合もないわけじゃないけれど、ニヤニヤ嘲笑が伴う場合はまず差別。
勿論日本含めてどの国でもこういうことするのはほんの一部の人間なのだけれどね。「金だせ」の男の子の周りに居た沢山の友達は、怯えたり目を伏せたりしてた。カースト上位にいるその子に逆らえない感じ。そこでも彼らサイズの差別/いじめが存在しているのでしょうね。
ユナイテッドの件に話を戻すと、仮に人種差別的要素がなかったとしても降機拒否でこんな目に合うなんて怖すぎる。保安上の理由などではなく自社社員を運ぶ為(デッドヘッド調整失敗?)=ユナイテッド側の落ち度なのに。
警察によるあの暴行。事情がきちんと伝わっていたのだろうか。どちらにせよ恐ろしい。
代替の金額で納得する人が出ないなら、オークション方式で金額をどんどん挙げていく方法に切り替えたら良いのに。オーバーブッキング前提で予約取っているのに、航空会社は横暴だ。
アジア人が人種を理由にAirbnbの宿泊を拒否される事例も記憶に新しいところ。素早く宿主の永久退会処置をとったAirbnbはお見事。トランプ当選によって予想はしていたアジア人差別のあからさまな顕在化。今回の件、差別の有無はグレーだろうけれどユナイテッドがどう出るかは見届けたいところ。